木村 隆徳 さん

にかほ市で子育てをしよう!

妻・望さん : 私は茨城県の大学に進学し、そこで主人と出会い、卒業後に結婚。東京都で経理の仕事に就職し、主人も都内に就職したので、千葉県にマンションを借りて暮らしていました。通勤に時間はかかりましたが、それほど不自由のない生活でしたね。
 結婚7年目にして子供を授かり、保育園に預けて仕事を続けようと思っていましたが、そこで待機児童問題にぶつかったんです。千葉県が日本一待機児童を抱えていた時期で、住んでいる市では空いている保育園がまったく見つからず、隣の市や町に行ったり市役所に相談に行ったり。仕事を辞めると生活が大変になるのはわかっていましたが、辞めざるを得ない状況になってしまって。
 そこで、実家があるにかほ市に戻って子育てをしようと決断しました。保育園にも困らないし、遊ぶ環境や子育て制度も充実しているのが決め手にもなりました。

夫・隆徳さん : 妻の実家ですし、子育てをするには不自由のないにかほ市への移住には私も賛成でした。ただ、妻と子どもは秋田に、私は茨城の実家に戻って仕事を続けることにしたんです。当時、娘は1歳半頃でした。かわいい盛りですよね。離れるのが、もう辛くて辛くて。お盆や年末年始、ゴールデンウィークなどまとまった休みの日は秋田に来てい
ましたが、その期間しか会えませんでした。
 娘が小学生になるまでには、一緒に暮らしたいという想いが強くあったので、常に移住を考えていました。都内で開かれていたにかほ市の移住セミナーを受けに行ったり、転職情報などを積極的に集めたり。おかげで昨年、娘の小学校入学ギリギリでにかほ市へ移住することができました。

周りのサポートのおかげで、仕事も子育ても安心

夫・隆徳さん:都内で働いていた頃はサービスエンジニアだったんです。資格取得にも励んで熱心に仕事をしていましたね。ところが、にかほ市ではその仕事がありませんでした。一から介護を学び、今は介護職員として働いています。不安はもちろんありましたが、これからますます高齢化社会が進む秋田県では必要とされる職業なので、やりがいを感
じています。高齢の方が話す言葉がわからないことも多々ありますが、周りのスタッフの方がサポートしてくれるので助かっています。あとは笑顔でなんとか。
 仕事も見つかってホッとしています。何よりも家族で生活できていることに今はとても幸せを感じています。

妻・望さん:私にとってにかほ市は、地元なので、慣れた土地での子育ては安心そのものです。両親のサポートはもちろんのこと、近所の人も「おはよう」「おかえり」と声を掛けて気にしてくれるし、知っている人の目がたくさんあると子どもを外で安心して遊ばせることができます。のびのびと育ち過ぎて野生児のようですが…。
 そして、娘は大のお父さん好きなので、夫が休みの日は、夫と娘の2人でデートするのが定番です。お父さんも秋田に来てくれたことが、娘にとって一番よかったことだと思います。

「人」の温かさがあふれるまち

 にかほ市のいいところは「人」です。人の温かさをとにかく感じます。みんなに助けてもらって仕事も子育てもできています。都会だと隣に住む方に迷惑をかけてはいけないと、肩身の狭い思いをして子育てをしなければならなかったと思います。多少うるさくしても笑って許してくれるご近所さんや、周りの人のサポートがなければ、ここまでのびのびとした子育てはできなかったと思います。
 それに、にかほ市は子どもの医療費が無料なんです。それは親にとってすごくありがたいことですよね。具合が悪ければ、お金のことを気にせず病院に連れていけるのがとても助かります。
 そして何よりわが家の場合、家族が一緒に暮らすことになって、笑顔が増えたことが大きな喜びです。娘はだんだん大きくなるにつれ、お父さんと会うたびに別れをとても嫌がり、毎回象潟駅が大惨事になるくらい大泣きでした。それを考えると、家族が離れ離れに暮らすより、移住をしてよかったと心から思います。

 

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【にかほ市暮らしガイドブック(令和元年度版)より】

にかほ市役所 商工観光部 商工政策課
〒018-0192 秋田県にかほ市象潟町字浜ノ田1
にかほ市役所象潟庁舎
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